
キーワード選定ってどうやれば良いの?

キーワード選定と聞くと何だか難しそうと感じる方も多いのではないでしょうか。
僕もブログを始めたての頃、キーワード選定を勉強したもののよくわからず、おろそかにしていました。
しかし、キーワード選定は超重要です。
キーワード選定をしないと、100記事書いて、収益ゼロということもあります。(実際僕がそうでした。)
そして、キーワード選定は手順が決まっているので、手順通りやれば誰でもできるようになります。
この記事では
- キーワード選定とは?
- キーワード選定の手順
- おすすめのキーワード
について解説していきます。
キーワード選定とは?
キーワード選定とは、記事で狙うキーワードを定めることです。
例えばこの記事は「キーワード選定 コツ」というキーワードを狙っています。
もう少し噛み砕くと、「キーワード選定 コツ」というキーワードでユーザー検索エンジンで検索した時に、上位表示を狙うということです。
キーワード選定のコツ:キーワードを決めないとアクセスはない
なぜキーワード選定は重要なのでしょうか。
ここでどのようにユーザーがブログにアクセスしてくるかを考えてみましょう。
ユーザーは何か悩みや知りたいことがあり、グーグ、ヤフーなどの検索エンジンにキーワードを打ち込みます。
例えばブログの記事の書き方を知りたいと思えば「ブログ 書き方」「ブログ ライティング」などで検索してくるでしょう。
ということは、自分の書いた記事が内容はブログの書き方なのにも関わらず、キーワードを含んでいなければ、ヒットしないのです。
例えどんなにクオリティが高い記事だったとしてもです。
自分のプライベートの日記にめちゃめちゃ良いこと書いているけど、誰にも見られていないようなものです。
つまり、ユーザーが記事に流入してくるきっかけとなるのがキーワードなのです。
キーワード選定のコツ:キーワード選定が先か記事のテーマが先か
キーワード選定と記事のテーマを決めるのはどちらを先にすべきでしょうか。
結論からいうと基本的にキーワード選定が先です。
記事のテーマを決めてから、狙えるキーワードを選定することも可能ではあります。
ただし記事のテーマから考える方法は、テーマのネタ切れになる可能性が高いです。
一方、キーワードを先に決めてしまえば、テーマはいくらでも洗い出すことができます。
よって、キーワード選定→記事のテーマ決めの順番で取り組みましょう。
キーワード選定のコツ:初心者におすすめのキーワード
キーワードは大きく以下3つの観点から分類することができます。
- 寿命の長さ
- 検索ボリュームの大きさ
- 購買意欲の高さ
ここでは3つを順に説明し、初心者が狙うべきキーワードも合わせて解説します。
寿命の長さ
キーワードは寿命の長さで3つに分類されます。
- ロングレンジキーワード→長期
- ミドルレンジキーワード→中期
- ショートレンジ(トレンド)キーワード→短期
順に説明します。
・ロングレンジキーワード
長期間(数十年以上)にわたり検索されるキーワードです。
例:「ブログ 書き方」「転職 おすすめ」
・ミドルレンジキーワード
数年間にわたり検索されるキーワード。
例:「東京オリンピック」「2022 FIFAワールドカップ」
・ショート(トレンド)レンジキーワード
数日〜半年ほど検索されるワードです。
例:「M(人物名) 逮捕」「2020年アリーナツアー 乃木坂」
初心者におすすめのキーワード:ロングレンジキーワード
ロングレンジキーワードで検索上位を獲得できると、メンテナンスは必要ですが、長期に渡りアクセスを獲得できます。
つまり、資産となります。
初心者におすすめなのはロングレンジキーワードです。
一方ショートレンジキーワードは、最近発生した検索ワードのため、昔からいる強いライバルが少なく、初心者でもアクセスを取りやすいというメリットがあります。
しかし、キーワード流入が短期なので、その記事はいずれお蔵入りになります。
サラリーマンは副業のため、ブログに割ける時間が限られているので、ショートレンジを狙い続けるよりも、ロングレンジを狙って、資産となるブログを構築するのがおすすめです。
検索ボリュームの大きさ
キーワードは寿命の長さで3つに分類されます。
- ビッグキーワード→大
- ミドルキーワード→中
- ロングテールキーワード→小
順に説明します。
・ビッグキーワード
検索ボリュームが大きいキーワード。
明確な定義はないですが、検索ボリュームが月間1万回以上で、単一のキーワードとなります。
例:「ブログ」「転職」
・ミドルキーワード
検索ボリュームが中くらいのキーワード。
目安としては、検索ボリュームが月間1000~1万回程度、2語の組み合わせキーワードとなります。
例:「ブログ 書き方」「転職 エンジニア」
・ロングテールキーワード
検索ボリュームが少ないキーワード。
目安としては、検索ボリュームが月間1000回以下、3語以上の組み合わせキーワードとなります。
例:「ブログ 書き方 タイトル」「転職 エンジニア 未経験」

例えば2語の組み合わせでも検索ボリュームが1000回以下のキーワードもあります。
その場合、検索ボリュームを判断し、ロングテールキーワードと分類しておけばオッケーです。
初心者におすすめのキーワード:ロングテールキーワード
ビッグキーワードやミドルキーワードは検索ボリュームが大きく、ライバルも多いため、最初から狙うのは難しいです。
そのため、まずはロングテールキーワードから狙い、次にミドルキーワード→ビッグワードと攻めていくのがおすすめです。
購買意欲の高さ
キーワードは購買意欲の高さで3つに分類されます。
- 悩み・不安解消系記事→低
- おすすめ記事→中
- 口コミ記事→高
順に説明してきます。
・悩み・不安解消系記事
悩み・不安・疑問を解消するために検索されるキーワードです。
例:
「ブログ 書けない」→ブログが書けない。書けるようになる方法を知りたい
「ブログ 続かない」→ブログが続かない。続ける方法を知りたい
・おすすめ記事
おすすめの商品やサービスを知るために検索されるキーワードです。
例:
「ブログ おすすめ」→おすすめのブログサービスが知りたい
「ASP おすすめ」→おすすめのASPを知りたい
・口コミ記事
商品やサービスの口コミを知りたく検索されるキーワードです。
例:
「はてなブログ 評判」→はてなブログの評判を知りたい。(良ければやることを検討している)
「stork 口コミ」→WordPressテーマstorkの評判が知りたい。(良ければ導入することを検討している)
初心者におすすめのキーワード:悩み・不安解消系
初心者は悩み不安系の記事を量産し、集客するのがおすすめ。
なぜなら、悩み・不安解消系の記事はライバルが少ないからです。
初心者はアフィリエイトを意識するあまり、口コミ・評判を量産しがち。
確かに口コミ評判で上位を取れると購入に繋がる可能性は高いです。
しかし、口コミ評判系はライバルが多いのも事実です。
悩み・不安解消系記事で集客できるようになったら、おすすめ記事や口コミ記事も数記事用意して、悩み・不安解消系記事から誘導すると良しです。
例えば、
- 悩み不安解消系記事:「社会人の出会いかた」
- おすすめ記事:「社会人におすすめのマッチングアプリ」
- 口コミ記事:「マッチングアプリ ペアーズの評判」
と言った記事構成です。
- 「社会人の出会い方」でマッチングアプリをおすすめし「社会人におすすめのマッチングアプリ」に誘導
- 「社会人におすすめのマッチングアプリ」でペアーズをおすすめし「マッチングアプリ ペアーズの評判」に誘導
- 「マッチングアプリ ペアーズの評判」でペアーズを詳細に説明し、ペアーズを購入してもらう
このような流れになります。
また、例え購入に繋がらなくても、悩み・不安解消系の記事を読んでくれた読者さんは見込み顧客として、ぜひキープしておきたいものです。
見込み顧客の確保におすすめなのがTwitterなどのSNSの活用です。
悩み・不安解消系記事を読んでくれた人をSNSに誘導して、フォローいただくことで、今後商品を紹介したときに購入してくれる可能性があります。

Twitterの運用方法については僕のTwitterでも情報発信しているので、ぜひチェックしてみてください→(@ryu_skill_up_1)
キーワード選定のコツ:キーワード選定の手順
それではキーワード選定のステップを説明していきます。
キーワード選定は3ステップで行います。
①関連キーワード取得ツールで関連キーワードを取得
②検索ボリュームを確認
③キーワードを決める
順に説明していきます。
①関連キーワード取得ツールで関連キーワードを取得
関連キーワード取得ツールを使い、候補となるキーワードを探します。
例えば、街コン関連の記事を書く場合、「街コン」と入力します。
すると、「街コン おすすめ」「街コン 感想」など多数の関連キーワードが表示されます。
②検索ボリュームを確認
次に①で洗い出したキーワードの検索ボリュームをチェックします。
検索ボリュームとは一定期間に検索された回数のこと。
検索ボリュームを確認できるツールとして1番有名なのは、グーグルの「キーワードプランナー」です。


1. Google広告の画面のからキーワードプランナーへ移動
Google広告のトップページから「ツールと設定」→「キーワードプランナー」を選択します。
2. 関連キーワード取得ツールで調べた関連キーワードをコピペ
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択。
関連キーワード取得ツールで調べた関連キーワードをコピーします。
関連キーワード取得ツールのコピーした内容を貼りつけ、「開始する」を押下します。
「過去の指標」タブをクリックすると、検索ボリュームが表示されます。
キーワードプランナーはグーグルに広告を出稿するユーザー向けの調査ツールです。
そのため、広告を出していない状態では「1000~1万」「1万〜10万」大まかな検索ボリュームしか表示されません。
詳細な検索ボリュームを見るためには、グーグルに広告を出稿する必要があります。
広告というとハードルが高く聞こえるかも知れませんが、数百円程度払えば、詳細なボリュームをチェックできるので、いずれは出稿することをおすすめします。
※出稿する方法は別途記事にする予定です。
無料で利用できる検索ボリューム調査ツール「Ubersuggest」
「キーワードプランナーにお金は払うのはちょっと・・・」
という方は、「Ubersuggest」という無料の検索ボリューム検索ツールがあります。
最初のうちはUbersuggestを利用しても良いでしょう。
ただ、キーワードが1つずつしか検索できない、ボリュームの精度が若干低いなどの欠点もあるため、最終的にはキーワードプランナーを利用するのがおすすめです。
簡単にUbersuggestの使い方も説明しておきます。
キーワードを入力し、検索ボタンを押下します。
検索ボリュームが表示されます。
③キーワードを決める
最後に記事を書くキーワードを1つ決めます。
キーワードは上で紹介した「初心者におすすめのキーワード」を参考に選びましょう。
ポイントをおさらいすると
- 検索ボリューム 月間1000回以下のロングテールキーワードを検索(最初は100、200くらいでもオッケー)
- 悩み、不安解消系のキーワードを選ぶ

ある程度検索流入を取れるようになったら、キーワード調査ツール(Rank TrackerやGRC)を使用し、競合性やキーワード難易度などを調査することで、より制度が高いキーワード調査ができるようになります。
中級者以上になりたい方はぜひ使ってみましょう。(詳しくは別記事で書きますね。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめます。
①関連キーワード取得ツールで関連キーワードを取得
②キーワードプランナーで検索ボリュームをチェック
③キーワードを決める
なんども読みながら、習得していってくださいね。

