
- 仕事や人生でやりたいことが見つからない
- やりたいことはないの?と聞かれると答えにつまる

やりたいことが見つからないという方は多いのではないでしょうか。
僕もずーっとやりたいことが見つからず、人生の大半を過ごしてきました。
大学で学部を変えてみたり、転職してみたり、心理学の社会人大学に通ってみたり・・・、色々と試してきました。
結果的に、「やりたいことが見つからない」というもやもやを感じることが、今ではほとんどなくなりました。
結論からいうと、やりたいことを見つけるためには、「行動」+「感情をトリガーにした振り返り」がポイントになります。
今回は、「やりたいことを見つける方法」を、誰でも実践できるように、具体的なアクションに落としてお話していきます。
僕自身の体験談:20代前半までやりたいことは全く見つからなかった
僕は教育熱心な母親のもとで育ちました。
母親は「勉強が第一。いい大学に入って、大きな会社に入って、安定した人生を送るべき」という価値観を持っていて、
その価値観にそぐわないことは一切認めてもらえませんでした。
例えば、
- 少年野球チームに入りたいと言ったところ、「プロなんかなれっこないから辞めなさい」と入れてもらえず
- 中学の時は女子と遊んでいたら、「しょうもないやつと遊ぶな」と怒られる
などなど・・・
けっこう抑圧された環境で育ったので、高校生の頃には、やりたいことがまったくわかなくなっており、正直生きがいも失っていました。
この時期に社会不安障害(軽いうつみたいな感じ)にもなってしまいました。
そして、大学でやりたいこともなかったので、何となく、親元を離れられる地方の大学を選んで進学しました。
親元を離れたことがきっかけで「やりたいことを見つけたい」「人生をもっと楽しみたい」という思いを強く抱き始め、
100冊以上の自己啓発の本を読んだり、サークルを立ち上げてみたり、5個以上のバイトをしたりなど、行動しまくりました。
特に自分がやらなそうという理由で、キャバクラのボーイのバイトをしたのですが、知らない世界をいろいろ学べて、一番楽しかったです。笑
ちなみに、親が理系に行けと言われたので、工学部に入ったのですが、授業が忙しく、これじゃ大学でもいろんな行動ができないと感じ、2年生から経済学部に移りました。
こんな感じで行動しまくりましたが、自分のやりたいことは残念ながら見つからず。
そして就活を迎えたのですが、行きたいところも特になかったので、何社か受けて引っかかった、大手のシステム開発会社に入社しました。
なんとなく入社したものの、案の定、仕事もつまらなく、やりがいを感じることは一切ありませんでした。
この頃「やりたいことを見つけたい」という悶々としたオーラがでていたのか、マルチ商法に勧誘され、足を突っ込みかけました。笑
入会カードみたいなのを作らされたのですが、人を勧誘するのが最も苦手なので、活動はしなかったです。
そして、環境を変えるために、転職を決意します。
転職をするといっても、やりたい分野は特になかったので、人が魅力的だなと感じたコンサル会社を選びました。
この転職は、結果的に僕の人生に大きなプラスをもたらしました。
転職先の最初の上司は仕事も部下育成もとても熱心な方で、仕事や人生の対するマインドをたくさん教えてくれました。
特に「君は人生に向き合っていない。理想を探して飛び回る青い鳥症候群だよ」といわれたことは、いまだに心に残っています。

上司以外の人も、みんな仕事に前向きで、難易度が高い仕事が多く、チャレンジングだなと感じたので、30歳までは腰を据えてやってみることにしました。
それからはコンサルの仕事を頑張りつつも
- コミュニケーションスクールに通ったり
- TOEICをガチ勉してみたり
- 心理の大学に通ったり
と色々と試してみました。
そして、2018年の春頃、副業を探していたところブログに出会いました。
自分の好きなことを発信できるところに魅了を感じ、やってみたところ、かなりハマってしまい、2年以上続けています。
そしてその頃から、自分のやりたいことが、だんだんと見えてきました。
それはブログを書くことで自分の人生を振り返ったり、深く考えるきっかけになったからだと感じています。
今までしてきた行動で印象に残っている出来事を振り返ると、
- 大学で地方を選択したのは、人の価値観に縛られず自由に行動したいという思いがあったから
- 就職で大手企業を選んだのは、ある程度の安定が欲しかったから
- 転職でコンサルを選んだのは、雇用は補償されながらも、実力主義で挑戦できるから
- コンサルの仕事が楽しいと感じるのは、短期間で新しいことに挑戦していけるから
などなど、自分の想いがあぶり出されてきたのです。
そして今は、「大きなリスクは取らずに、新しいことに挑戦していくこと」が自分のやりたいことだな感じるようになりました。
その手段がコンサルだったり、ブロガーだったりするのです。
やりたいことを見つけるというのは、具体的な仕事や職種とは限らず、自分の価値観とか志向性を理解することなのかなと感じるようになりました。
やりたいことを見つける方法:「行動」と「感情をトリガーにした振り返り」
自分のやりたいことを見つけるためには2つのアクションが必要です。
- 行動
- 感情をトリガーにした振り返り
順に説明します。
行動する
実際に取り組んでみないで考えているだけでは、自分のやりたいことは見つかりません。
なぜなら取り組んでみて、初めて気づくやりがい、または大変さに気がつけるから。
例えば、僕はブログを、自分の好きなことを発信するのが楽しそうと思い始めましたが、
実際始めてみると、
- 記事を書く楽しさ
- マーケティングの楽しさ
に気がつくことができました。
一方で、ブログは稼ぐとなると大変なこともあるなと体感し、そのうえでやっぱり好きだなと気がついたのです。
まずは行動をすることで、自分のやりたいこと候補のサンプルを増やすことが必要です。
感情をトリガーにした振り返り
感情をトリガーにした振り返りとは、自分が感じた喜怒哀楽を振り返ること。
行動した際に、感じる感情に対して、どう感じたか、なぜそのように感じたかを振り返ることで、自分のやりたいことが見えてきます。
振り返ると言っても、大きな出来事ではなくてもいいのです。
例えば、
状況:上司が変わった
感情:なんだか不快感を感じる
分析:
- 前の上司は割と自由に仕事をさせてくれたけど、今の上司は一つ一つやることを指示してくる
- 自分で考えて、動ける仕事の方が向いているな
このように自分の感情の理由がわかるようになると、なんだか人生生きやすくなるというメリットもあります。
続いて、よりやりたいことを見つけられるための、「行動」と「感情をトリガーにした振り返り」のコツをお話しします。
行動のポイント
感情が揺さぶられたらなんでもやってみる
行動のポイントはとにかく感情が少しでも動いたらやってみることです。
感情が動くということは、やりたいことである可能性が高いです。
行動を躊躇する場合に役立つ思考
行動しようとすると、どうしても躊躇してしまうことがあると思います。
躊躇する場合に役立つ考え方についてお話しします。
・人間は新しいことを躊躇するようにできていることを理解する
人間は自分の今の現状(安定)を壊すことに抵抗を感じます。
そのため、やりたいと思い立っても、少し考えると「本当に大丈夫かな・・・」「失敗したらどうしよう」と不安がどんどん膨らんできます。
なので、まずは人間は現状を変えようとすることに抵抗を感じる性質があることを理解しましょう。
・長期視点で考える
行動しようとして、心配や不安がやってきたら、長期視点で考えてみましょう。
例えば、今やらなかったら1年後どう感じているでしょうか。
恐らく、ずーっと気になり続けると思います。
それならやってみてはというのが僕の提案です。
新しいことをやる上での心配というのは、
- お金がかかる場合、お金を払ったのに失敗しないか
- 他人に馬鹿にされないか
- 転職の場合、新しい会社で失敗したら行くところがなくなるのでは
など感じると思います。
でも、この心配は無用です。
なぜなら、人間には過去の出来事を正当化する性質があるので、
例えば、仮に転職先が自分に合わなくても、「この会社に入ったことで、この職種は向いていないんだとわかったからよかった」など勝手に理由づけしてくれます。
気になっていることを行動に移して、後悔することはありません。
新しいことに挑戦しようとすると不安は必ずやってくるので、後は勢いで一歩踏み出すのみです。
リスクを取らずに行動できる僕のオススメはブログです。
ブログは自分の好きなこと、趣味を発信することができます。
それでいて、初期費用ゼロから、副業でも始められます。
ブログで発信することで、自分を深く見つめ、やりたいことを見つけるきっかけとなる可能性は大きくです。
ぜひ気になる方は挑戦してみてください。
振り返りのポイント
「振り返りをしましょう」とだけ聞くと簡単そうに思われるかもしれません。
しかし、自分のことを自分で観察するのが一番難しかったりするのです。
その一つの原因が、固定観念やバイアスと呼ばれる自分自身を曲がって捉えてしまう性質です。
固定観念やバイアスを意識して、振り返ることがやりたいことを見つけるためにはとても重要です。
喜怒哀楽をすべて振り返る
やりたいことを見つけるためには、喜び、楽しみといった正の感情だけでなく、悲しみ、怒りといった負の感情も振り返ることがとても有効です。
なぜなら負の感情は、「やりたくないこと」である可能性が高いからです。
例えば、毎日朝決まった電車に乗ることが、とても憂鬱に感じたとすると、それは「決まった時間に働く会社のスタイルが自分にはあっていない」ということに気づけるのです。
やりたいことだけではなく、やりたくないことから見つけていくというアプローチはとても有効です。
自分のなかの固定観念(〜べき)を意識する
自分の中で「こうあるべき」という気持ちが強いと、素直に振り返れません。
例えば、僕は「安定して働くべき」という固定観念があったため、
自分が将来的には時間に縛られず、半フリーランスのような形で働きたいという思いに気がつけないでいました。
固定観念を認識し、本当にそうなのかを問いかけることで、より自分の気持ちに素直になれ、やりたいことがみつけることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- やりたいことを見つけるためには、「行動」+「感情をトリガーにした振り返り」をする
やりたいことはすぐには見つからないかもしれませんし、「これがやりたいことだ!」と断言できる人の方が少ないとも感じます。
例え、やりたい仕事がわからなくても、「自分はこういう人たちといると楽しいな」とか、「こういう生活スタイルが快適に感じるな」とか、自分の好きに少しずつ気づき、大切にしていくことが大事なんじゃないかなと思います。
最後に行動する提案として、副業は、リスクを取らずにいろんなことに挑戦できるので、ぜひ何か行動してみたいという人は検討してみることをおすすめします。
