

・自分の好きなことを仕事にしたい
・収益の柱を複数持ってリスクを減らしたい
・色々な仕事に取り組んでみたい
このような方に向け、この記事では、
・パラレルワークとは?
・メリット・デメリットは?
・パラレルワーカーのなり方
・パラレルワーカーを目指す上で気をつけること
をお話ししていきたいと思います。
パラレルワーク・副業・複業の違い
結論からいうと、
パラレルワーク、複業→仕事として自分が中長期に渡り取り組むこと
副業→空いた時間でちょこっとお小遣い稼ぎすること
のように考えています。
副業、複業、パラレルワーカーの意味
・副業
本業のかたわらにする仕事。
引用元:Goo辞書
・複業
複数の本業を持つこと。副業のような片手間仕事としてではなく、生業として別の業種を二つ以上兼務すること。
引用元:コトバンク
・パラレルワーク
残念ながら日本の辞書には載っていないのですが、直訳すると「仕事を並行する」という意味になり、複業と同じと捉えて良いでしょう。
つまり抽象的ではありますが、「片手間に取り組むのが副業、がっつり取り組むのが複業、パラレルワーク」ということでしょう。
片手間か、がっつりの判断基準は、収入、時間、目的などさまざまです。
例えば、
「複業・パラレルワークは自己実現の手段、副業はお小遣い稼ぎ」
と定義する人もいますし、
「複業・パラレルワークは年収100万円以上、それ以下は副業」
と定義する人もいます。
僕自身は、以下のように解釈しています。
・複業・パラレルワーク
仕事として自分が中長期に渡り取り組むこと
例 会社員の傍ら、土日を使って家計アドバイザーとして活動している
・副業
空いた時間でちょこっとお小遣い稼ぎすること
例 会社員の傍ら、空いた時間でアンケートモニターでお小遣い稼ぎしている
つまり、取り組む目的によって、複業・パラレルワークと副業の違いがあるのではと考えています。
パラレルワーカーのメリット

相乗効果が出る
複業に取り組むことで、仕事間での相乗効果があります。
例えば、僕は会社員(コンサル) + webメディア運営をしていますが、以下のようなメリットを感じています。
- Webメディアの記事執筆をすることにより、人に伝わる文章力が身に付き、会社でプレゼンする際にも伝わりやすい説明ができるようになった。
- 会社で従事しているプロジェクト管理のスキルが、Webメディア運営におけるライターさんの管理に役立っている
このように複業に取り組むことで、相互にスキルアップができます。
仕事間の共通スキルは意外と多く、複業に取り組むことで、加速度的にスキルを伸ばすことができると感じています。
リスクヘッジができる
一つの仕事がダメになったとしても、他にも収益の柱があるため、精神的な安定が得られます。

好きなことを仕事にしやすい
好きなことでは、稼げないと考えている人も多いはず。
僕も小さい頃、「野球ばかり見ていても無駄だから辞めなさい」と親に何度も叱られたのを鮮明に覚えてきます。
「好きなことで生きていく」というのはちょっとクサい台詞ですが、誰もが憧れに感じているのではないでしょうか。
複業であれば、仮に好きなことの収入が低くても、他に収益の柱があるため、取り組むことができるのです。
割と自由に仕事のバランスを取れる
現在は在宅勤務可能や週4勤務など柔軟性のある勤務形態の会社が増えてきています。
これらの制度を活用すると、会社で毎日8時間、週5日働く必要はなくなり、複数の仕事間のバランスを自由に決められるようになります。

パラレルワーカーのデメリット・注意点
ここまで「パラレルワーカーって最強じゃん!」というお話をしてきましたが、もちろんデメリットや注意点もあります。
続いて、デメリット・注意点について説明してきます。
どれも中途半端になる可能性がある
複数の仕事に一気に手を出すと、どれも中途半端になる可能性があります。
稼ぎたい思い、パラレルワークに取り組んだけれど、結局どれも中途半端になると、本業一筋の人のほうが稼げるということも起こりえます。
なので、パラレルワーカーとはいえ、一つ一つの仕事を集中して、磨いていく時間は必要です。
労働時間が増える
会社員からパラレルワーカーを目指す場合、業務後や休みの日を使って副業に取り組むことになります。
副業が軌道に乗れば、会社員として週5日フルで働くスタイルを見直すこともできますが、軌道に乗るまでは、休みの日も仕事をする必要があります。
なので、パラレルワーカーを目指すモチベーションを持っている人は、好きなことに取り組まないと続けるのは難しいでしょう。
パラレルワーカーのなり方
パラレルワーカーの第一歩は、まず複業として始めたいことを副業として小さく始めることです。
会社員をやりながらでも少しずつ始められるビジネスアイデアは、無限にあります。
- システムエンジニアの経験を活かしたプログラミングの学習サポート
- 転職経験を活かしたキャリアアドバイザー
- マッチングアプリの利用経験を活かした、アプリコンシェルジュ
- 主婦経験を活かした、節約術の情報を発信
特に、今ではクラウドソーシングサービスやブログなど、ネットのサービスを利用することで、誰でも簡単に、かつ0円〜数千円と低予算で始めることができます。
複業へステップアップするために重要なのは、「自分の専門分野を決めて深めていくこと」です。
具体的には、自分の好き、得意、気になっている分野から、ライバルの状況をみて、戦う分野を選び、取り組んでいく必要があります。
専門分野を持つことで、「副業の始め方と言えば、りゅうさん」と言うように自分のブランド力をあげることができます。

パラレルワーカーになりたい人がまず考えたいこと
パラレルワーカーになりたい人は現在本業をお持ちの方が多いでしょう。
特に会社員の方は、「なぜパラレルワークをしたいのか?」をしっかり考えましょう。
ここではパラレルワークに取り組み始める前に考えておきたいことを、お話しします。
本業がつまらない、うまくいっていないで逃げていないか
「本業がうまくいってないから」という理由でパラレルワークをしたいと考えている人もいらっしゃると思います。
僕自身、社会人なりたての頃、自分一人でビジネスをやりたいと思っていた時期がありましたが、本業をつまらないと考えている理由に向き合っていなかったからと気がつきました。
結局その思いに気づき、転職を決意したという経験があります。
会社員は、パラレルワークをするとしても、会社での時間が一番大きいので、まずは会社のキャリアに向きあってみるほうが、人生プランとしても、最適なのでは思います。
パラレルワーカーが会社員一本より稼げるとは限らない
デメリットのところでも書きましたが、パラレルワーカーが会社員一本より必ず稼げるとは限りません。
どれも中途半端になってしまうと、あまり稼げないでしょう。
個人的な感覚で恐縮ですが、「フリーランスでイベント、人材紹介、webコンサルなど5、6個の事業をやってます!」
という方は、中途半端になっている方が多いと感じています。
客観的に考えればわかるのですが、時間は有限なので、極端な話、一番稼げる分野に特化するのが一番収入が多くなるはずです。
事業化してほぼ不労所得として取り組むなら別ですが、同時進行で色々やっても中途半端になるのは明白です。
なので、パラレルワーカーとはいえ、一本一本を磨きあげてきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パラレルワーカーは自由かつ好きなことを仕事にするには、もってこいのキャリアプランです。
まずは、副業としてやりたいことを始めることをおすすめします!
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